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「それで何が始まるんだと思ったら、一也“鳥人間コンテスト、はっじまっるよー!!”って!」
……そこでのどかは言葉を続けるより、肩を揺らし笑う方を優先した。
そしてそれが落ち着く頃にようやく、
「そう言って一也、三階から飛んだんだよね」
と話を一段落させた。
「……無理矢理イベントの宣伝部長させられたからな」
よく覚えてる。
仲間は俺に面白半分に変な格好させ、若干ビビってたモンだから面白半分に発破掛けて。
飛ばなかったらそれこそ本当にチキン野郎のレッテルを貼られてしまうから、俺はやけくそでイベント名叫んで、悲鳴上げながら下のマット目掛けて飛び降りた。
……側に居た のどかに気付かずに。
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