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「串中央、男だと解ったら手加減はしない。」
言って串中は構えた。
女だったら手加減をしたと言う事か?
目貝君の男でした発言はフェミニスト串中君のリミッター解除が目的だった、と?
取りあえず他の理由が思い付かないので、俺はそれで納得する事にした。
「始めぇい!!」
試合開始の怒号が飛ぶ。
「私は串中央、柔道を主とした投げ技を得意とします。」
話し掛けて来た。
戦闘中にも関わらず。
「?…ボクに手の内バラして良いの??」
左龍は串中に訊いた。
左龍も左龍で、戦闘中に会話をするタイプの人間なのだった。
「問題ありません。」
そう答えたが早いか、串中は左龍の眼前に迫り懐を掴み一気に投げ飛ばした。
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