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副将は双龍氏。
彼は昨日敗れたが、もう傷を負った箇所にはガーゼが巻かれている。
「わしは大体回復した。左龍、替わるぞ?」
父は見るからに休めていない我が子を心配している。
頻りに交代を申し出る双龍。
高校生に負けた悔しさもあり、やはりリベンジしたいのだろうか。
俺からも、また父からも交代の案を申し出たが
「んふ、笑止。」
と言って左龍は道場中央に踊り出た。
「ボクが全部倒すよ。」
と、とても楽しそうに宣言したのだった。
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