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(ひゃんってなんだ?動物の鳴き声じゃないし・・・。もしかして!!)
腕に力を込めた悠雀は、自分の上に乗っているものをどかした。
どかしている途中「えっ?なに?」
という声が聞こえたが無視した。
上に乗っていたものを見てみると、そこには予想通り女の子がいた。
「お、お前何者だよ!?なんで、空から降ってくるんだ!?」
悠雀が、思っていることを言うと女の子はゆっくりと立ち上がって服についている汚れをはたいて落とした。
「えっと、私の名前はキャリー・ブライアントと言いますです。空から落ちてきた理由は、簡単にいうと急いでたからです。」
(キャリー・ブライアントっていかにも偽名っぽいんだけど、まぁいいか。それよりも、気になるのが・・・。)
「急いでたって何でだよ?それに、ここら辺にはビルとかないし何で上から落ちてこれるんだよ?」
「急いでたのは、あるものを急ぎで運ばないといけなかったからです。あれ、ない!!どこ??」
キャリーという女の子は、自分の回りを見渡している。
「運んでたって言っても、最初からなにも持ってなかったじゃないか。」
悠雀は、呆れたように言いつつ一応目だけで回りを見ていた。
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