4人が本棚に入れています
本棚に追加
「てんしって神話とかにでてくるあの天使か?」
「はい、その天使です。」
悠雀の質問に即答だった。
「証拠とかあるのか?」
「証拠はまず、私たち天使の姿は普通の人間には見えません。もちろん、鏡などにも写りません。」
その事を聞いた悠雀は、近くにあったカーブミラーを見た。
しかし、カーブミラーの中にはキャリーは映っていなかった。
「嘘だろ...。ほんとに天使なのか?幽霊じゃないだろうな!?」
そう、鏡に写らないといったら普通は幽霊を連想するだろう。
悠雀がおっかなびっくり聞くと、キャリーの顔が曇った。
「あんな、未練タラタラなのと一緒にしないでほしいです。本当は、もうひとつ証明できる方法があるんですけど、それは今出来ないので嘘と思ってくれていいです。」
「そうだな、とりあえずいると仮定しないと話が進まないしな。…まてよ、天使がいると仮定すると自然的に『悪魔』もいると仮定した方がいいのか?」
そういうと、キャリーはとても驚いていた。
最初のコメントを投稿しよう!