二度目の覚醒

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「お父さん!!」 史朗が事故にあったと聞き、病院に駆けつけたお姉ちゃんは、先に来ていたお父さん (史朗がおじいちゃんと呼んでいた人)に今の状況を聞いた。 「ハァハァ。しっ史朗が、車に・・はねられたって・・・・」 「真琴、落ち着きなさい」 お父さんが焦って混乱している真琴を落ち着かせようとした。 (真琴とはお姉ちゃんの名前である) 少し落ち着いてきた真琴は、お父さんに聞いた。 「史朗は大丈夫なの!?」 お父さんは顔色を青くして言った。 「当たり方が酷かったらしく・・・正直、助かる見込みは、万にひとつもないらしい」 それを聞いた真琴は、床に膝をつけた。
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