プロローグ

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【鏡花水月】 鏡に映った花や水に映った月のように、目には見えながら手にとることができないもの。 まるで、私はその言葉そのものだ。 例え目に見えても、私に触れることはできない 私は、この鳥籠から離れることを許されてはいない。 私は、鍵も閉められ 飛ぶための羽さえも、折られた 一羽の鳥 私は、幻でしか存在はできない。
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