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嫌な事を思い出したと
ため息をついた時だった。
「ひやぁ!?」
いつの間にか
ひんやりとした手が裾から入りこんでいて、
お臍の辺りを撫でられたオレは
思わず悲鳴をあげていた。
「あら、可愛い声」
目の前に
クスリっと笑う左京先生がいる。
「なっ何し…!んっ!」
塞がれる唇。
侵入してきた舌が
逃げる事を許さずに
オレの舌を捕まえて吸い上げる。
「んっ…んぁっ…」
恭先輩じゃない口づけ。
(嫌だ…)
「はぁっ…きょ…んん…恭せ…んっ…」
癪だけど、
こういう時に助けてって思うのは
恭先輩で…。
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