最終章
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※ 午前八時十一分 三百二号室の馬橋さんが意識混濁に陥る。 簡易血圧計で血圧を計ったがあまりに低すぎる。 「谷口、親に電話をしてやってくれ。」 はいと頷く看護師に背を向け体全体の様子を見る。 これは酷い。
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