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講師とメールしたり電話したりで莱巫の精神は少しだけ回復した。
講師の友達二人とも仲良くなって遊びに行ったりした。
三人はバンドを遊びでやってた。
私は講師にボーカルやってよって言われてたまに歌ってた。
そんな日々で毎日帰りが遅くなっちゃったけど…誰も何も言わなかった。
莱巫は趣味でお菓子を作ったりしてて、夜キッチンで作ったりした。
目分量でもいいのが出来てた。
ある日夜中お菓子を焼いてたら…
叔父さんがキッチンにきた。
『毎日何やってんだよ!腹が減ったんなら皆と食えばいいだろ!!』
…莱巫のご飯なんて用意してないくせに一緒に食えだ?
莱巫は黙ってお菓子を焼き続けた。
叔父さんがキッチンから去ろうとしたとき…
私は無意識に『わけわかんね…』
そう呟いてしまった。
叔父さんが『何?!てめぇコノヤロ文句言いやがったな!?』
頭に血がのぼり酔っぱらった叔父さんはキッチンの包丁を手にした。
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