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キミがいつもくれるお菓子に
子どもの頃から ボクは夢中だった
姿勢を正すボクに 意地悪を仕掛けてきたり
お菓子を食べてるボクを 優しく撫(な)でてくれたり
そんなキミが大好きだ
キミのことは ボクが誰よりも知ってるよ
キミは負けん気が強くて ケンカばかり
でも実は泣き虫なんだ キミとボクだけの秘密
あれは 雪の舞い散る聖夜のこと
とびきり大きなお菓子をくれたキミは
ボクを撫でながら 元気でね、とつぶやいた
それなのにボクは お菓子に夢中で
その言葉の意味も考えなかったんだ
キミがこの家を出る日
キミはまた ボクにお菓子をくれた
ボクの大好きな 固いお菓子
ボクは悲しさを振り払うように
キミをろくに見送りもせず お菓子を口にほおばった
涙味のお菓子は 木の下に埋めておくよ
次の聖夜 キミが帰るその日まで
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