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「今日から来た新入社員。今年は二人。西野琢磨と須羽百合愛」
「「よろしくお願いします」」
頭を下げて、顔をあげた瞬間、息を呑んだ。
あッ!!
あの時の……市ノ瀬さん!!
今更、沢田マネージャーが、市ノ瀬と呼んでいたことを思い出した。
驚愕して開きかけた口に力を入れて、引き締めると、
「よろしくね。私は、高田円香。フロントの責任は、私が全てもつから頑張って!」
「ハイッ!!よろしくお願いします!!」
「市ノ瀬光騎。ナメたことしてると、フロアからたたき出すから、覚悟して仕事しろ」
「はい!頑張ります」
互いに担当のチーフと握手をかわした。
「残りのスタッフには、それぞれ朝礼や引継で紹介しといて」
と、チーフに伝えた沢田マネージャーは、すぐに、別の場所へと移動をはじめた。
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