それぞれの挑戦

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一旦アジトに戻ったオレ達はミッションに行く準備をしている。 なぜならイベント参加資格であるランクを上げなくてはならないからだ。 現在オレ達はBランク。 チーム平均Lv、所持金、所持GPなどがランクの基準になるらしく、イベントに参加するにはあと7日(168時間)でAランクに昇格しなくてはならない。 テーブルに並んだ怪しげな道具を哲二は一つ一つPDAに保存している。 「それにしても柚葉大丈夫なのかな?」 「シャークさんが一緒なら大丈夫だと僕は思うよ」 あの後すぐに柚葉からメールがきた。内容は意味不明だ。 取りあえず無事だという事が分かったので、イベントを優先することにした。 自分の部屋で荷物をまとめている美咲は心配していたが、哲二が暗号を解いたので大人しく引き下がった。 ちなみにメールの内容はこれ、 =============== お疲れ様です。 べ、別にシャークさんと一緒だからって心配しなくたっていいんだからっ! 理由は、いつかきっと……。 すぐには中から戻れないけれど、必ず戻ります。 苦労してメール打ったんだから読んでね、哲じー。 =============== だいたいこんなメールの暗号を見ただけで解読するって、普段どんな風に物事をみているんだ? 暗号って言われればそういう目でみるけれど。
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