保健室にて…

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「わ、分かった。優しくする。」 彼女の人差し指から小指までの間を強く握って、手の甲にさっきよりも優しく消毒液をかける。 「っ!つぅ!」 声を押し殺して我慢してました。 「痛いっすか?」 柔らかい口調で尋ねます。 「バ、バカにしないでよ!全然痛くないわよ!」 プシュッ!! 態度が気に食わなかったので、強く消毒液を吹きかけてやりました。 「ひっ!、ひぎぃ!!」 また、ひぎぃ。って言いました。 「何すんのよ!!」 「何かイラッとしたもんっすから、つい。 ほら、次は優しくするから、傷薬。」 「あ、 …うん。」 ズバシュ!! きゅ、急に素直にならないでよ。対応し辛いよ。 さっきまで気が強かったじゃんか。 ここで、ギャップでカルチャーっすか? 押さえ込め。俺の理性! 押さえ込め。俺の息子よ!!
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