親友

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俺はこいつを好きになることは、二度とない。 それがわかって良かった。恋心さえ無ければ、高坂ほどからかいがいのある奴はいないからな。 「相手の男、どんな奴?」 丸めていた背筋を伸ばして、高坂はその男の事を話した。 背が高くてガタイも良くていい男だと思う。担当している会社の社員で、行く度に声をかけてきて、飲みに行ったりした。何度か会ってたら、変なことを言い出して、今では困っている。 なるほど。自業自得だな。
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