不運

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その間にボトルを開けた長谷部が、置いたグラスにワインを注ぐ。 グラスを合わせず、コタツでくつろぎながらワインを飲む。 長谷部の持ってくるワインは、いつも美味しい。 幸せ…。 ぼんやりしたままテレビを眺める俺に、長谷部が場所を移動してきた。 俺の後ろに座り、足をコタツに突っ込む長谷部にそのままもたれ掛かる。 長谷部はソファーにもたれ、俺の髪を弄りつつワインを飲んでいる。 まるで恋人のようだな。
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