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玄関側、俺に背を向け座る男。なるほどがっしりとした体型で、座っていても背が高いのが伺える。
俺も178はあるんだが、ゆうに越えていそうだ。
｢こんばんは池田さん、呼んでくれてありがとう｣
ワインを池田に差し出した時、チラリとこちらを見た男と視線が合った。
不機嫌そうに口を引き結び、俺の事を見て眉を寄せている。
｢太一の知り合い？初めまして、篠原です｣
にっこり笑いながら、男の左隣に座り込んだ。
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