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ビールをチビチビと飲みながら、食事を終える。
高坂と池田が仲良く鍋を片しにキッチンに立った所で、俺はため息を吐き野上を見つめた。
「なんか、お似合いだよな」
野上は苦々しい表情を浮かべて、俺を見た。
「野上さん良かったらさ、他に飲み行かない?」
ここに居たって仕方ないだろ?と野上を誘う。
舌打ちを一つして、野上は立ち上がった。
「高坂、俺は帰るぞ」
「あ、そうなの?美紗、下まで送ってくるから」
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