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知らないホテルで目覚めるのは、嫌いじゃない。
横でまだ寝ている野上を確認してから、ぼんやりとシャワーを浴びに行った。
頭がすっきりしたところで部屋に戻り、時計を確認する。
5時。着替えに帰るには充分な時間だろう。
ホテルのメモに、野上に向けてメッセージを残す。
ありがとう。お互い新しい人が早く現れるといいね。
スーツを着て部屋を出て、エレベーターに乗ってから笑った。
中々楽しい茶番劇だったな。
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