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日々繰り返す田所との生活。
それは居心地が良くて、それは愛しい日々だった。
時に田所を甘やかし、時に俺も田所に甘えた。
幸せ…。
田所を抱きながら、そう思い唇を寄せると、蕩けるような笑みが見れる。
至福の一時。
幸福な日々は、田所が俺の家に転がり込んでから、半年後に終わった。
「シノのおかげでようやく資金のメドがついたよ!」
嬉しそうに笑う田所に、俺も笑顔を返すしかない。
夢のために、田所は走っていたのだ。
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