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別々の大学に行くのは分かっていたし、その内疎遠になるだろうと告白したのだ。
予想通りの玉砕で、逆にすっきりした気分だった。
まあ親友には戻れないだろうが、その内友達くらいには戻れるかもな、なんて残していた高坂の携帯情報。
久しぶりの連絡にしては、中々楽しい会話だった。
高校時代の楽しい一時を思い出しながら、笑みを浮かべて眠りに落ちる。
元好きだった相手。
元親友だった相手。
すでにそれは、想い出だ。
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