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池田に焦らされ、泣きながらそう言う高坂を想像してみる。
「…不覚」
高坂より、焦らして意地悪く笑う池田にときめいた。
「池田。俺をなじってくれ」
「…篠原も大概変態ね?私になじられて感じたいの?」
「………」
しばらく見つめ合い、二人同時に口を押さえた。
「「不覚」」
それからビールを飲みながら、責任を押し付け合った。
「篠原泣かしてみたいとか、勘弁してちょうだいよ」
「池田になじられてときめくって、勘弁してくれよ」
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