不覚
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「あー寝る。明日も忙しいし篠原が追い上げてきてるし」 「今月は負けらんないからな」 空き缶を受け取り流しに運んで、二人でテーブルを片した。 電気を消してセミダブルのベッドに入り込む。 「今月はトップ、諦めようかしら」 らしくない事を言う池田に小さく笑い、そのくびれた腰に腕を回した。 「トップ3まではボーナスに金一封がつくからな。俺は最初から、二位狙いだよ」 言いながら目を閉じる。
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