揺れる心

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次の日の朝、私は自分の分のお弁当だけ作った。もちろん朝ご飯も。私は、神谷くんが起きる前に家を出ようと支度した。 「早く着いちゃうよな…」 時計は、5時45分を指していた。 でも、私は神谷くんに会わない為に家を早く出た。 学校に着くと、いるのは部活の人だけだった。私は自分の教室に向かった。 教室の中は誰もいなかった。自分の席に着いて、昨日のことを考えていた。 神谷くんとクラスの人たちが言ってたことは本当だった。先輩はそんな人じゃないと信じたいけど、この目で見てしまった。 先輩と並んで歩いてた女の人…… 私、知ってる。パーティーに来ていた人だったから。確か、携帯会社の娘さんだった気が… 先輩は、私じゃなくてお金を見ていた。 私のことを最初から知ってて近づいたんだ…… 私は結局… 誰にも必要とされてなかった
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