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「一色、伊勢宮、赤松。教員の指揮を取れ!私もすぐに向かう」
学内における、通信機器を用いて全教員に連絡を取った。理事長は出張のため、学園を不在にしているから、今の最高責任者は学園長である。
(一体なぜ、この学園に…。今は生徒の保護が第一優先。混乱させてはいけない)
教員が慌ただしくすれば、生徒もそれに何らかのアクションを起こすだろう。それは絶対に避けなくてはならない。
そう思った矢先だった。
各所に散らばっていた風紀委員と、生徒会執行部が一斉に結界を強めた。
(流石は武藤君と駒沢君がトップなだけはある)
学園長は、それを微笑ましく見届けると、急いでその場から姿を消した。
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