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ひまわりは走って家に帰った。
シロの墓に簡単に手を合わせて、家に入る。
「おかえり~」
「ただいまでしょ。夕飯できてるから早く準備しなさいよ~」
「はーい」
ひまわりはそう言ってカバンを玄関に放ると二階へ駆け上がった。
コラー手洗いうがいしなさい、というみさえの声は聞こえているが、それでも階段を上った。
小学四年生になった時にもらった自分の部屋に入ると、脇目もふらず机の引き出しを開けた。
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