プロローグ

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触れたと同時に白い球体から白い光が飛び出しリュウを照らす。 光は徐々に形を造っていく、彼を包みながら。 そして完全にリュウを包むと、一瞬にして彼と一緒に光は消えた。 目を疑った‥、その後何度もリュウの名を呼んだが返事が返ってこない。 白い球体はそのままの場所に浮いている、まるで人喰い花の様に獲物を待っているみたいで不気味だった。 だが不気味と同時に気になってしまい、気付けば球体の目の前に来てしまっていた。 「何だこれ‥」 触ってはいけないとふと頭をよぎる、だが体は自然と球体に触れてしまった‥。 そして彼は新たな世界への一歩を踏み出す。
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