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「・・・・・・。」
信長は目を閉じ何かを考えているようで口を開かない。
通勝は信長に自分の意見を通そうと説得を続けるが、一向に動きはなくまるで瞑想でもしているようである。
これに痺れを切らした通勝は最後の人押しをはかった。
「お館様、何もその様に考えすぎることはありませぬ。儂の言うようにして頂ければ、御家は守れるのですぞ。早ようご決断下され。」
催促とも取れる言い方に我慢ならなかったのか、横から口を挟む者が現れた。
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