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勝家の話を聞いた真ノ助はやはりといった顔をしている。
一方、心の内を話したからか、勝家は少し落ち着きを取り戻したようだ。
(うむ、これはそうとう惚れてるな。どうしたものか、、、)
「もうよいのじゃ、織田家のためならば仕方あるまい。」
こうは言っているものの、勝家の顔は諦めきれていなかった。
「たしかにお館様の言葉は絶対、さらに此度の件は御家の行く末も関わっておるし、、、
柴田殿は本当にそれでよいのですか?」
「うむ、お館様の命は絶対であるし、御家のためならば我が心の内など捨てるまで。」
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