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「では権六よ、あやつの命は儂が預かるぞ?」
「はっ、儂もあの者の将来が楽しみになってしまいもうした。
此度はお館様の仰せのままに。」
(くそぅ、俺の殺し方でも話してるのか?こうなりゃやけじゃ。どうせ死ぬんじゃから、自分の手で死んでやる。)
真ノ助の考えとは全く逆の方に進んでいるにも関わらず、真ノ助は先走り腹を召そうと一人切腹を始めようとしている。
しかし、それにいち早く気付いた長秀は、真ノ助に駆け寄りその手を掴んだ。
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