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どうやら彼は未来から来たと主張するらしい。
そして僕はその主張を驚く程すんなり受け入れた。
「なにしに来たんだ?」
「未来の自分を変えに来た」
なんだかSFにおける定番のような台詞だ。
「なんかあったのか?」
「さあ、わからない」
「どういう意味だ?」
「僕の未来はまだ決まってないからね。 ただ、君のピッタリ10年後の未来はたった今定まった」
「は?」
「ふふ、そうだったそうだった。 わけわかんないよな。 僕だってさっき君に会うまで確証はなかったんだ」
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