立呑屋ロマン

第１ 章

（立ち飲み屋ロマン）男達の領域 そこにはロマンが広がり 小サミットが始まる小さなワールド 貴方も一杯いかがですか？ （第１章）暖簾をくぐるとカウターが有り、大人六人が列ぶと満席状態、客が増えるとダークダックスが歌ってるかの様に。身体を斜めに 片手はグラスもぉ片手は後ろに回し １番古い常連さんで中村さんてのが居て、75歳の隠居さん いつも１番に来ては奥の隅で冷酒を呑んる、当ては毎日やっこ豆腐に鯖缶である。シワ枯れ声で誰にでも明るい笑顔で話しかける。いわばこの店の主でも有る人物だ。