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全く知らない場所に一人ぽつんなかわいそうな少年俺。
考えた挙げ句、携帯小説の主人公のようにギルドを目指す事にした。
腹からは切ない音がメロディーを奏でるように引っ切りなしに聞こえる。
この世界の通貨を持っていないので食料は買えない。
なんとか金を作らなくては何かイベントがある前に餓死する。
そんな事を思いギルドの中に入っていった。
今がお昼の時間だからなのか、ご飯を食べたり、たぶん依頼がかかれた掲示板を見たり、談笑してる人で賑わっていた。
「えっと受付は…」
食事している人をに目を奪われつつも、腹の虫を刺激しないよう足早に受付であろうカウンターを目指す。
「こんにちは。受付は此処であってますか?」
「はい。こちらギルド『森の民』の受付でございます。受付を担当しますサキと申します。ご用件をお伺い致します。」
「えっと…
俺旅人で今日この街に来たばかりなのですが、こちらのギルドに登録可能ですか?」
異世界から来ました。
…なんて馬鹿な事を言えば頭のおかしい奴と思われるだろうから旅人と言っておく。
「新規登録でございますね。こちらの用紙に必要事項をお書きの上、提出願います。」
「わかりました。ありがとうございます。」
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