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「ケビン。救世主様は目覚めたのですか?」
「アナスタシア王女!」
ノックも無しに部屋の扉を開け、赤い燃えるようなウェーブの髪に、エメラルドのような瞳、雪のように白い肌の女の人がドレスを身にまとい入ってきた。
その姿に思わず声が出た。
「美しい…。こんな綺麗な人は初めて見た。」
「へっ、あ、あの救世主様…。」
征司の厄介な性質が発動した。
なにかフェロモンでも出ているのか、彼からしたらただの感想でしかなかったが口説き文句に早変わり。
無駄に顔が良いおかげで相手はコロリと惚れてしまう。
一瞬で王女の顔が茹蛸状態になる。
この瞬間この世界での征司のハーレム犠牲者第一号が出来上がったのだ。
なんともはた迷惑な…
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