一日目 夜 初めての死

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どう言うことだ。 「んー聞くより慣れろ…………かな?時期にわかるさ、言いたいことは」 答えろよ!!まずは、何故俺が殺されたかだ!! 「あと、五十年は生きられたからって言うのとたまたま通りがかったの二つかな。それ以外の他意はない」 じゃあ、俺も人を殺しゃ良いんだな? 「そゆこと。本当の死を遂げたくないなら、誰でも良いから殺せば良い。何なら、赤ん坊だって良いんだ」 なら、アンタは何故俺を狙った? 「ん…………なかなか鋭いね……あんた、探偵?」 別に、ホームズの孫でも金田一の孫でもねぇよ。 「…………実のとこ、赤ん坊は殺しても意味がない。って言うのも器として足りなさすぎるから。最低でも、中学以上かな」 何で黙ってた。 俺は、既に意識がないなか懸命に問いかけた。 「必用がなかった。赤ん坊を殺すような酷いことをするような奴はいないってこったよ」 ああ、そうか。 不味い、段々と意識がフェードアウトしていく。 最後だ。最後の質問だ。 お前の名はなんだ!! 「神代霊矢……そんなことを聞いてどうする?」 三百代先まで呪ってやんのさ。助かんなかったらな。 「あ、そうだ期間は一週間。それまでに、人を殺さなかったらアンタは死ぬ」 そうか。せいぜい、三百代先まで呪われないよう願うんだな。 「ははっ………そうさせて貰うよ。…………」 カッカッカッ………意識が朦朧とするなか、奴の足音が遠ざかることが解る。 死にたくないなら人を殺せ…………か。 この世に神がいるなら、呪い殺してやるからな。 そう決意し、俺の意識は完全な闇へと落ちていった。
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