第一章~余~

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「お前ら黙れぇぇぇぇ!」 会議場では、今日もドイツの怒声が響いていた だが、やはり話を聞いてくれそうにはない 「たっくいつもいつも…」 隣りで呆れているドイツをみて俺はテーブルの中心に目を移す いつもならなにも無いそこには黒い何かが置かれていた 「ねぇ、ドイツドイツ―、あれなんだろ?」 「んっ?モニターだろう、だが、前にあんなものあったか?」 会議室の中心に置かれた大きなモニター、今回の会議で使った覚えはない 「私も前の会議のときにはなかったような気がします…」 俺たちの会話を聞いていた日本が話しかけてくる、確かに前の会議のときは、あんなのなかった、でもみんな、そんなこと気にしてないようだから俺たちもほかっておく事にした 今回の会議も結局、終わりの時間が近付いていて会場は、完全にお話モードに入り始めたていた… その時だった。 バンッ!! 会議室は、その一音で静まり返った そして、突然扉を開けて入ってきた黒スーツの男達は俺達を囲むようにして並びはじめた 「な、なんだいこれ?」 「知るかよ!お前のイタズラじゃねぇのか?」 事態に全員が立ち止まり、緊迫したムードが会議室に流れてる…
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