20人が本棚に入れています
本棚に追加
「何が目的なんだい…?」
アメリカがゆっくりと口を開き黒スーツの男達に問いかけた
だが、男達はなにも言わず、ただ俺達の後ろに立ちはだかった
【皆さん、始めまして】
突然響いた声、その声の主は何処にいるかすぐにわかった
モニター…
モニターには、見覚えのある黒鷲の紋章が書かれていた
【まあ、わかった奴等もいるだろうが、俺様はプロイセンだ】
その名前が言われた瞬間、会議室の空気は「緊迫」から「和み」に変わっていた
「あー、兄さん、今すぐイタズラは止めるように」
【イタズラ何かじゃないぜヴェスト…、俺様による、俺様からの最大の挑戦状だ!】
「へー、そうなん?」
さらに空気が和んだようだ
【コホン、気を取り直して、まずゲーム説明だ、まずは……】
ガタッ
「イギリス?」
「お・り・る、誰がやるかそんなゲーム…っっ!」
【言い忘れたが、このゲームの参加者は、ここにいる全員だ、もうゲームは始まってんだよ…】
プロイセンが冷たく言い放す、なぜなら、席を立とうとしたイギリスに銃口が向けられたからだ
「クソ…、終わったら殴ってやる…」
イギリスは、小さな声で文句を言うと、再び椅子に座った
【ルールは簡単だ、マジな鬼ごっこをしてもらう…、一日20時間、それを一週間】
最初のコメントを投稿しよう!