第一章~余~

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「何が目的なんだい…?」 アメリカがゆっくりと口を開き黒スーツの男達に問いかけた だが、男達はなにも言わず、ただ俺達の後ろに立ちはだかった 【皆さん、始めまして】 突然響いた声、その声の主は何処にいるかすぐにわかった モニター… モニターには、見覚えのある黒鷲の紋章が書かれていた 【まあ、わかった奴等もいるだろうが、俺様はプロイセンだ】 その名前が言われた瞬間、会議室の空気は「緊迫」から「和み」に変わっていた 「あー、兄さん、今すぐイタズラは止めるように」 【イタズラ何かじゃないぜヴェスト…、俺様による、俺様からの最大の挑戦状だ!】 「へー、そうなん?」 さらに空気が和んだようだ 【コホン、気を取り直して、まずゲーム説明だ、まずは……】 ガタッ 「イギリス?」 「お・り・る、誰がやるかそんなゲーム…っっ!」 【言い忘れたが、このゲームの参加者は、ここにいる全員だ、もうゲームは始まってんだよ…】 プロイセンが冷たく言い放す、なぜなら、席を立とうとしたイギリスに銃口が向けられたからだ 「クソ…、終わったら殴ってやる…」 イギリスは、小さな声で文句を言うと、再び椅子に座った 【ルールは簡単だ、マジな鬼ごっこをしてもらう…、一日20時間、それを一週間】
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