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アスリートっぽい体型に押し出しのきく物腰と声、きっと笑顔がチャームポイントだって自覚しているかのような顔で康介が抱きしめて来る。
唇同士が求め合う。
柔らかい唇が触れるたび、身体が反応してしまう。
私の膝からガクンと力が抜けた。
「はなして…」
「離したら倒れるぞ」
何?
キャーッ
初めてのお姫様抱っこでリビングに運ばれた。
新しいソファーに優しく私を下ろすと周りを見回し、
「きれいになったね。大変だったろっ…ありがとう」
また唇が落とされた。
「これってご褒美?」
「ご褒美足りないの…?じゃあ…他の」
「ううん、大丈夫。ご飯にしよっ」
「汗かいたから、シャワー浴びてくるよ。…一緒に入るか?」
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