「大谷 悟史」

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僕の名は「大谷 悟史」。 都内の高校に通う高校2年生であり、割と顔立ちは良く身長もそこそこだ。似てる人と言えばタキツバのタッキーだろうか。 突然だが、僕は自分の事を3.5次元の人間だと思っている。 何を変な事を言っている? 僕と関わってきた周りの人々から言われた言葉だ。 僕は世間的に言うと「良い人」と言う事になるらしい。が、僕には分からない…その感覚が。 そうだな…これは今年の夏だっただろうか…。 またアブラゼミといい、複数種のセミたちが鳴き出す季節だ。特にアブラゼミはうるさい。腹が立つほどにね。 そんな暑くうるさい毎日に嫌気をさしながら、いつも同じ事の繰り返しである単調な日々の一日を終わろうとしていた時であった。 教室の窓際に一人座っている僕にある男の子が話しかけてきた。 クラスメイトの山本君だ。彼みたいな男子から人気があるクラスの人気者がなぜ僕なんかの所に?何の用だ? 「なぁ大谷、お前ってクラスで一番口が堅いって聞いたけどよぉ、本当か?」 「え、あ、うん。一様人から聞いた話は絶対に誰にも話さないよ。」 「マジか!良かったぜ!なら、相談してぇ事があんだけど良いかな?」 「うん、僕で良ければ聞くよ。」 「よし!じゃあよぉ、お前のメアド教えてくんね?したら今日の夜にでもメールっすわ!」 「赤外線通信で良いかな?はい、これで大丈夫だと思う。」 「サンキューな大谷!んじゃ!」 そういって山本君は部活鞄を持って部活に行った。
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