同性愛

8/10
前へ
/10ページ
次へ
好きで好きでたまらない。 今まで男性に対してもこんなに好きになったことがなかったサキは凄く苦しかったのです。 でも別れると一度決めたんだから別れることにした。 そしてメールでまみに、『もう俺ら別れよう。俺と付き合ってもいいことないしまみが辛い思いするだけぞ、俺だって本当は別れたくないけど俺にはお前を幸せにしてやることができん、それが俺にとって一番辛いことなんよ。だからこれで終わりにしよう。もし俺らが運命の人やったらまたどこかで出会うはず。その時はもう俺はお前を離さないから。元気で頑張れよ。』と サキは泣きながらメールを打ったのです。 でもサキはこれでいいんだよね、辛いけどこうするしかないんだよねって自分に言い聞かせていたのです。 それから一時間が経ってまみから電話がかかってきたんです。 その時サキは出た方がいいのか出ない方がいいのか迷っていたけど最後くらいまみの声が聞きたいと思い電話を出た! もしもし、と言った時まみはすでに泣いていたのです。 まみは、泣きながらサキに『何で好きなのに別れなくちゃいけないの?お互い嫌いで別れるならわかるけど、お互い好きなのに何で?けいたはうちの事嫌いになったの?嫌いじゃないなら無理に別れようとしなくでいいじゃん。そんなの絶対嫌だから。』とまみはサキに言ったのです。 サキはそんなまみをただただ慰めるしかなかったのです。でもあまりにもまみが泣くからサキは心が折れ、少しの間距離を置くことにしたのです。 その間は一切連絡とらないから考えがまとまったらまた連絡するなって言ってサキは電話を切ったのです。
/10ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加