~第ニ話~「確認」

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キラ「老師?伺いたいんですが」 老師「んー?…何を?」 此処は老師が住む洞窟…。 ある日の話だ。 老師「…珈琲だ、飲むか?」 キラ「はい、頂きます♪」 老師「…ふむ♪ …やはり、嫌いに… 成れないな…。」 …。 キラ「…♪」 老師「そうだ…、 今回は…何が聞きたいのだった?」 キラ「あっ、忘れてました…。」 今、気づいた顔をするキラ。 抑えて笑う老師。 …。 老師「…キラ?」 キラ「はい!」 老師「自信は有るか?」 キラ「…いいえ、 それでも、 やらなきゃ…いけない、 行かなきゃ…いけない、 そんな…感覚ですね。」 老師「今は…、まだ…か。 その根底の心は、何故有る?」 キラ「分かりません…、 ですが、僕は…、 そうしなきゃ…、 ならない気がするんです。」 老師「成せば…成るか?」 キラ「はい…、その通りだと、 思います。」 …。 老師「…相変わらず、 己の動機に、 気づいて…無いか。」 …。 洞窟に置かれたテーブルを、 挟んで問答するキラと老師…。 キラ「どうして、戦争は、 起こるんですか?」 老師「…、 欲しい…モノが、あるからさ。」 キラ「そのために、 犠牲に成る人が居ても、 …ですか?」 拳を握り締めるキラ…。 老師「あー、 堪え難い我が儘…さ。」 キラ「誰も欲しがらなければ、 平和…?」 老師「それは…、 小さな幸せすらか…?」 キラ「…。」 迷子の様な顔をするキラ。 静寂が…、流れる…。 やがて、老師は、 「欲しがる…、 だけじゃ手に入らない。 しかし、だ。 その手段は…、 望む形で…納得する事が…、 出来るか?」 キラ「…! 自分が…納得する行動…。」 老師「お前は…、何が…、 欲しい?」 キラ「言葉に…なりません。」 老師「課題…だなw まあ…、少しずつで良い。」 キラ「はい♪ ありがとうございました。」」 今日の問答が終わる…。 迎えにきたラクスに、 笑顔で応えるキラ。 それを、座ったまま、 見送る老師…。 そして、ぽつり…と呟く。 「それで…、イイノ?」
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