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此処はオーブの一角にある洞窟…。
そこには、
優しさを讃えた瞳を持つ、
青年…、キラ・ヤマトと、
対に成らぬ者、
ラクス・クラインが居た。
誰かと、話している様だ…。
?「…と言う訳だ…。」
キラ「解りました!
そういうことなんですね。」
?「…まぁ、…また、…おいで?」
キラ「そうですね…♪
そうします。
…、…?」
ラクス「どうされました、キラ?」
彼女は、静かに…、
しかし、心配そうに聞いた。
キラ「…。」
キラは何かに思い当たり、
とり憑かれた様に考える。
そして、
キラ「老師?もう少し…、
聞いても良いでしょうか?」
意を決した様に訪ねる…。
老師「んー?何を…だね?」
キラ「老師って、何者なんですか…。」
老師「どう…した?いきなり…、」
キラ「…どうして、何だろ?
…この感覚。」
静かな時が流れる…。
老師は眼を細め…、いや、
深く羽織ったローブからは、
見えないが、
そういう雰囲気を放ち、
老師「…そうか。
気づ…いたのか…。
待ち侘びたよ…。」
キラ「あなたは…、
いや、僕は…、…、…。」
何か、異質な空気が流れる…。
空は青く、
木々は穏やかに揺れ、
川はせせらぎ、
緩やかな平和を享受する。
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