~第一話~「モチーフ」

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此処はオーブの一角にある洞窟…。 そこには、 優しさを讃えた瞳を持つ、 青年…、キラ・ヤマトと、 対に成らぬ者、 ラクス・クラインが居た。 誰かと、話している様だ…。 ?「…と言う訳だ…。」 キラ「解りました! そういうことなんですね。」 ?「…まぁ、…また、…おいで?」 キラ「そうですね…♪ そうします。 …、…?」 ラクス「どうされました、キラ?」 彼女は、静かに…、 しかし、心配そうに聞いた。 キラ「…。」 キラは何かに思い当たり、 とり憑かれた様に考える。 そして、 キラ「老師?もう少し…、 聞いても良いでしょうか?」 意を決した様に訪ねる…。 老師「んー?何を…だね?」 キラ「老師って、何者なんですか…。」 老師「どう…した?いきなり…、」 キラ「…どうして、何だろ? …この感覚。」 静かな時が流れる…。 老師は眼を細め…、いや、 深く羽織ったローブからは、 見えないが、 そういう雰囲気を放ち、 老師「…そうか。 気づ…いたのか…。 待ち侘びたよ…。」 キラ「あなたは…、 いや、僕は…、…、…。」 何か、異質な空気が流れる…。 空は青く、 木々は穏やかに揺れ、 川はせせらぎ、 緩やかな平和を享受する。
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