第01章:金髪少女は聖騎士

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「ん、んん………朝か…………… 眠い…」 時計が7:30を表示している。 こんな時間に目覚めるのは、結構久しぶりになるな。 「………………う、眩しい!」 カーテンを開けると、暖かい日差しが室内に差し込んでくる。 気持ち良い天気だ、眠気が一気に吹っ飛んだな。 「さて、今日はどうしよ」 今日は依頼も無いし、家具でも買いに行こうかな。 新築の平屋に引っ越したまではいいんだけど、まだ家具がベットとテレビと洗濯機しかないんだよね。 「……KUROEって確か、9:00から の営業だったよな」 さて、支度でもしますか。 「あ、その前にシャワー浴びなきゃ… ……長い髪って洗うの面倒なん だよね、散髪よりはマシだけど」        * 「このままだと遅刻しちゃうな」 生まれて初めて、寝坊というものをしてしまった。 現在の時間は、8:00ぴったり。 一生懸命走ってるけど、ギリギリ間に合わない時間かな。 「とにかく、急ごう!」        * 「8:00か………今から出発すれば 、9:00前後には到着するな」 玄関の横にある扉から、ガレージの中へと入る。 中にはつい最近に購入したばかりの、黒のスポーツバイクがある。 「やっぱりカッコイイよな、CRXシリーズ って」 俺が購入したバイクはマツキ製のバイクで、CRX800RR ViVidの中古。 中古だがマツキの最新型で、俺専用にカスタマイズしてある。 カッコイイよ、マジでカッコイイよ!
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