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周りを見ると皆楽しそうだ、中には僕より重い病気の子だっているのに……
体中管が沢山通ってて見ているだけで切なくなるような子もいる。
なんで笑って入れるのか僕は分からなかった。
「お兄ちゃん、お菓子食べないの?はいっ、あげる」
無邪気に男の子がお菓子を差し出してきた。
自分も病気の重さをしらなかった昔はこんな風に無邪気にたのしんでたのにな……。
「ありがとう」
はしゃぐ気分ではなかったが、邪気のない笑顔に自然と僕もつられ笑顔になった。
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