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「え？」
まだ良く理解できず僕はポカーンとする。
「ドナーが見つかったんだ、君は健康になれるんだよ」
健康になれる……助かる
ようやく意味が理解でき僕の目からは大量の涙がこぼれ落ちた。
「母さん、僕本当に助かるの？」
「ええっ」
母さんの為に健康になる。
死ぬのは怖くない、そう思っていたけれど……本当は常に緊張状態だったんだと思う。
張り詰めた心が一気に緩み僕は声をあげわぁわぁと泣いた。
「母さん、サンタって本当にいたんだね、最高のプレゼントだ」
サンタからのプレゼント
それは健康へのチケットだった。
ーおわりー
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