始まりは唐突過ぎて

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「リヴァイアサンよりもジークムントの方が良いけどな、俺は」 俺はそうぽつりと呟いた、つもりだったが-- 「何言ってんだ?確かアレ、軍用だろ?ならまだ無縁じゃないか?」 しまった、通信回線切って無かったな………。 A・Dでの通信にはもう一つ基本的なものがあり、インカムでの通信だ。 まあ、回線は頭で切り替えたりするが。 「まあ、それはそうなんだがな」 そう言って俺らは地下通路からリフトに乗り地上に出る。言い忘れたがさっきまで地下にいたからな。 「さて、今回も勝たせて貰うぜ、凜!」 「毎度の如くで勝てると思うなよ、翔!」 そう、ここまでは普段通りだった…………
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