始まりは唐突過ぎて

6/12

339人が本棚に入れています
本棚に追加
/447ページ
「ここが地球、ですか………」 「ああ、ここが我々の雪辱の地」 地球近辺に《リゾルブ》してきた謎の艦隊、その内の一隻でこういった会話がおこなわれていた。 リゾルブとは、空間転移を行って出て来る事を指していて、入るときはゾルブという。空間内は高度の時限空間となっていて、少し出る場所がズレると一、ニ光年はズレると言う。 「全艦、砲撃準備」 「サー、全艦砲撃準備」 そして主砲、副砲にエネルギーが回っていき--- 「撃て!」 この言葉により百近くの光芒は地球に向かって飛んで行った。 「ふふふ、今度こそ。今度こそこの星を、閣下の意思のままに!」 未だ、地球にいる閣僚以外は知らず、閣僚も対応に遅れてしまっていた。
/447ページ

最初のコメントを投稿しよう!

339人が本棚に入れています
本棚に追加