始まりは唐突過ぎて

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そのころ、地球の紅月高校では---- 「うおぉぉぉ!」 「はあぁぁぁ!」 ガギン、キィン と音を立て翔と凜の機体は剣をぶつけ合う。翔のは大剣、凜は刀を使っている。 ピノンは狙撃でカーミンを近づけさせない。 埓が明かないから俺は大剣を《格納》して、マシンガンを二丁(構築)する。 武装はパイロットスーツについているブレスレットにデータを保存して使うが、基本装備があり、それは機体のデータにインストールされている。 俺が至近距離からマシンガンを撃とうとしたが---- 「凜、後ろに跳躍しろ!ピノンは右に、カーミンは前だ!上から………ビームが来るぞ!!」 三人はそれぞれ言われた方向へ、俺も後ろに避けると、それぞれのいた所にビームが落ちてきた。 「敵襲か!?………先生、こちらは大丈夫です。臨戦体制に移行したほうが得策です。俺らはこのままここに待機し、指示を待ちます」 今、俺にわかるのは………こういった本格的な、《命懸けの戦い》が久々なのと、これから始まる《戦争の予感》だけがわかっていた。
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