ある日

3/7
前へ
/28ページ
次へ
いつものように 盗みをした二人は 逃げている途中 長い行列に出くわした 「うわぁー!すげー行列!」 「そんなん気にしないで行こうよ」 「うん………」 また走りだそうとしたとき ラビが立ち止まった 「ラビ?」 「泣いてる………」 「え?」 ラビは長い行列の中に 美しい少女を見つけた               自分たちと同い年くらいの 女の子                          美しい顔をして 美しい装飾の服を着て その頬には涙が伝っていた                             その悲しそうな顔でさえ美しかった                                        でも                                                                                                                                                                                    泣いていた
/28ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加