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「お前人の気持ちも考えろや!ボケ!」
咲希も姫華ちゃんに言ってるし…。私もちゃんと言わなきゃ…!
私は勇気を振り絞り声をだした。
「姫華ちゃん…祐希と大地嫌がってるよ?離してあげてくれないかな…?」
…言えた…!
「………もう!分かったわよ。離せばいいんでしょ!離せば!」
そう言って姫華は祐希と大地を掴んでいた手をパッと離し、自分の席に戻った。
「助かったぁ…。」
「死ぬかと思った…。」
祐希と大地の顔がみるみる元の色に戻っていった。
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